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早稲田の古書店。4年ほど前、僕が上京して初めて来店した、思い出深い本屋でもあります。

住所

〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2−10−17
Yahoo!地図:http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.42.23.184&el=139.43.01.326

営業時間

10:00〜19:30

TEL

TEL:03-3203-7549 

FAX

FAX:03-3203-9549

E-mail

asagawashoten@pipopa.ne.jp

関連ページ

http://www.waseda-town.net/WG/mise-annai/furuhon-asagawa.html*1
http://www.kosho.or.jp/servlet/shopkensaku.ksS003*2


特徴

僕には全集の収集癖のようなものがあって、この4年というもの、あらゆる種類の古書店へ足を向け、数多くの全集を購入してきたのですが、中でも、浅川書店さんの全集の充実ぶりには驚かされます。
・通路の天井際にまで本が高く積まれている。レジの前やレジ奥にも本がどっさり*3
・全集が豊富*4
・全体的に硬派な品揃え*5
・人文系が多め
以前、ヘミングウェイの全集を買った時に、御店主が何と半額にして下さったことがありました。全集の揃えは大体数万円単位で値がついているので半額にするというのは、儲けを無視したまさに大英断だと思います。「まけて頂いて、宜しいんですか?」と僕が聞いた時、職人肌の御店主は言葉少なに「良いよ」と仰ってくれたのですが、その後、会計の時に御店主の奥様にそのことを伝えると、奥様がとても励みになる一言を下さいました。その言葉は当時、大海のように混沌とした東京にあって、自分の立ち位置をはっきりと定めることができず自信を無くしかけていた、一人の田舎者大学生に自信を与えてくれました。
御店主と奥様は、もうその時のことを覚えていらっしゃらないことと思います。しかし、あの時投げ掛けてくれた言葉は、未だに心の中で大きな音をたてて響いています。御夫婦に「僕はこうありたい」と告げた道とは裏腹に、僕はその世界とは違う領域で仕事をすることになります。でも、いつの日か、僕は夢描いた舞台にありたい。くじけそうな時、浅川書店の暖かい空気を思い出し、あの言葉を胸の中で繰り返すと、自然と負けていられない、という気持ちになります。

有難うございます、と心から御礼を言いたい書店のひとつなのです。

*1:ワセダグランド商店会HP。早稲田の商店案内

*2:日本の古本屋 検索結果

*3:所謂「古本屋」の一般的イメージを体現しているお店

*4:国内外問わず。古典的作家の全集が多いか

*5:学術書メインで、映画関係も