新年度だ

4月1日。桜が綺麗だ。
この1年、周囲から「成長した」と言って頂けた。大変有難い。しかし。しかし・・・それは、学生時代の考え方が余りにも甘かったことに気が付いて、温室から外に抜け出たことに伴う自然な帰結である。このくらいの精神的成熟は普通、学生時代に当然身につけておくべき性質のものであり(早い人は高校生、中学生でも認識していることだ)社会人になって、ようやくそこに到達したのだということは、やはりどう見積もっても、甘い。
その上、学生時代に比べて気骨が無くなったと感じる。青臭さというか、ハングリーさというか。切り口にエッジが無いような。型枠にはまりすぎているような。誰でも無い自分のはず。なのに。
4月1日。桜が綺麗だ。エイプリルフール。今年は嘘をつかなかったなあ・・・というのも嘘です。無邪気な嘘をつく余裕くらいは持ち合わせていたいものです。

輝くような桜の花弁が陽に透けていた。さて、新年度はどうなることやら。やるしかないんだけれど。古本屋もちゃんと覗かないと!
いろいろと御迷惑かけておりますが、今後ともどうぞ宜しくお願いします。それでは、また。