所用から、世田谷区は砧へ足を伸ばしてきました。出かけた時分(11時頃)は柔らかな太陽の光が心地よく、マフラーをしていると汗をかいてしまう陽気。本郷の梅の花たちも暖かそうに伸びをしている。
砧で目的を果たした後は、そのまま徒歩で世田谷公園*1に出向きました。この公園は大変広いばかりか、緑も豊富で、感覚的には新宿御苑のようでありながら、御苑のように溢れ返った人の群れによる興ざめな喧騒がなく、来園人数もそこそこで来ている方々も落ち着いたファミリー層が多く、リラックスできます。お昼は、世田谷美術館*2でパスタを。この美術館の地階にルソーという喫茶店があるのですが、そこのカルボナーラが大変美味しい。こってり感も程々で、個人的に大ハマリ中。このルソーに来たのは、2回目なのですが、何と喫茶店の入り口に「三月末日で営業停止」との張り紙。何てこった・・・。4月から無料の休憩所になるようです。無念。
公園を出て用賀の住宅街を抜け、馬事公苑*3へ。ここはJRAが運営している施設。公園風の敷地の中に障害コースや競争用のトラックがあります。もちろん、馬も沢山います。今日は障害物の競技試合(?)を行っていました。写真は、その競技中の1コマを撮影したもの。携帯カメラで動体物を倍率最大撮影したため、何が何だかわからないですね・・・。やはりちゃんとしたカメラを・・・。
馬事公苑の正面には東京農業大学があります。その周辺にいろんな農業関係の施設もあります。興味深いのは「食と農」の博物館*4です。モダンな2階建の建物の中に、昔の農具などの展示物があります。ケースに入った数多くの日本酒の瓶なども面白い。ほかにも、ヘルシーな食品を食べることのできる自然派カフェが入っています。今回の特別展示は、「にわとりと人間の関わり-酉年に因んで-」というもの。各国の鶏にまつわる文化展示やウコッケイなどの剥製がずらりと並んでいたり、ヒヨコと触れ合えるスペースなどがあります。実際に卵を孵化させているボックスもあり、何人かギャラリーができていました。ピヨピヨ歩くヒヨコは何とも可愛らしい(今朝、生まれたばかりのヒヨコだそうです)更に、素晴らしかったのが警備員のオジさん。来客者には「こんにちは。いらっしゃいませ」帰宅する人にも「ありがとうございました」本当に丁寧に、丁寧に、御礼を仰る。ゆっくりと、柔らかな声で挨拶をする。幼い子どもには、紙飛行機などのお土産を作って渡してあげている。心遣いを見て、こっちが有難くなってしまいます。お疲れさまです。
それから、経堂まで歩いて帰宅。経堂には良い古本屋さんが沢山あるのですが、時間が遅かったことと、疲れてしまっていたこともあって、店頭の均一棚を眺める程度・・・。情けなや。