今日は、以前(アルバイト日記Vol.13 http://d.hatena.ne.jp/oldbookstore/20050216)に書いた学者さんとはまた別の学者さんが売却された本を入力しました。専攻が変わればここまで売る本のラインナップも変わるんだなあ、と、専門書籍の多様さに改めて驚きながら作業しました。中には魅力的な本も多く、本との新しい出会いもあり、勉強になりました。
勉強になった、という点から言えば、本へのメモのつけ方も参考になりました。学者さんなどは限られた時間で大量の文字文献にあたる必要があるからか、事後的なフィードバック用にページにメモをつけていることがあります。古本一般についていえば、書き込みのある本は売り物として見劣りする場合が多く、余り歓迎されるものではありません。ボールペンや蛍光ペンなどで線引きしてあると消しゴムでも消せませんし、書き込みの程度が酷い場合は捨てるも止む無し、という状況になってしまいます。そんな認識の中でも今回の学者さんの書き込み方は独特で面白く、自分も今度やってみようかな、という気にさせてくれるものでした。そんなに大層なものではないのですが、本を効率よく読む(早く読みつつ理解も深い、しかも後から読み直せる)処理テクニックとして目からウロコな感じでした。

【余談 本郷ネタ】
本郷にて、大変美味しいパン屋さんを発見。「ああ、人の手が作ったパンだ」と心から思える、暖かいパン。技術だけではこうはいかない、優しいパン。もう何回か通って多くのパンを味わってから、報告しようと思います。