本日を以って、古書店でのアルバイトを終えさせて頂きました。11月にアルバイトを始めてから、今日まで四ヶ月。文字通り“アッ”という間でした。早かったなあ。アットホームなお店の雰囲気と優しい関係者(店主さん、店長さん、店主さんの御家族)の皆様。僕を取り巻く環境の全てが、本当に幸せでした。最後の業務を終えて「お疲れ様でした」と言った瞬間、感慨深く、思わず涙がこぼれそうになってしまいました。
来たる4月1日に社会人として新しく出発するにあたって、残り少ない学生生活の中、何か社会勉強でも無いもんかな、と、気軽な気持ちで始めた古書店アルバイトでしたが、視野が大きく大きく広がりました。自分が全く触れてこなかった価値観。常識がどんどん洗練されていく感覚。刺激。成長。
本の流通の話、古書ビジネスモデルの話、オークションの裏話、お店にやってきた著名人との交流話、店主さんの若い頃の話・・・。どのトピックも、聞いているだけでワクワクしたものです。
写真は、店主さんから餞別に頂いた全集本です。本を手渡してくれながら、店主さんが優しい声で話しかけてくれました。「ツライことがあったら、いつでもお店においでなさい」この言葉を聴いた時、僕は心から「この店でアルバイトできて良かった!」と思いました。わざわざ送別会も開いて頂きました。いつも教わってばかりで、御礼をしなければならないのは僕の方なのに・・・。感謝してもし足りません。いつの日かきっと、何倍も何十倍も恩返ししたいです。
未熟者で要領の悪い僕を、いつも気遣いながら指導して下さった素晴らしいお店。ずっと、ずっと、今のままで。大好きです。ありがとう。本当にありがとう!!