“今日はどの古書店に行こうか・・・”等というように、予め目星をつけて古本巡りをなさる方はどの程度いらっしゃるのでしょう?また、そうした方々はどういう方法で古書店を探し当てているのでしょう?ふと、自分が古書店を訪ねる時のパターンを考えてみると、大きく分けて、「予め意識する」、つまり、来店目的が明確なパターンとそうでないパターンにわかれ、また、このような大分類の中で細かくパターンがわかれていることに思い至ります。詳しく書いてみると、

1:予め意識するパターン
古書店には専門性など、それぞれに強みがあるので、「今日は法律が見たいな。そうするとあの本屋かな」とか「今日は文学かな。じゃあ、あそこだな」といった感じで予め訪れる古書店を決めて出かける場合があります。その中でも依拠する媒体でいくつか分かれます。

1-a:本に頼るパターン
古書店の地図が載っている本に頼る場合です。下に、よく用いている3冊を挙げてみます。他にも良い本を知っている方、是非教えて下さいね。
TOKYO BOOK MAP(書籍情報社刊。地図も程よくシンプルで目印もわかりやすい。書店情報も広く浅くだが揃っており、使いやすい)*1
新版古書店地図帖図書新聞刊。日本全国の古書店が網羅。圧巻。しかし、新版とはいえ1997年発行なので情報が古い。店が無くなっていたりもする。地図も簡潔すぎてわかり難い)
ブック・ナビ東京メタローグ刊。地図が細かく、本屋だけでなくカフェなど飲食店も併記。しかし、取り上げる情報がかなり恣意的なキライもあり【例えば、エリアマップで取り上げている地域が限定的。本郷などが無い。紹介されている本屋も何だか若い人向けの「オシャレ」な感じのものが多い印象】受け付けない人もいるかもしれない)*2
他に、全国古本屋地図、という本もあり、興味があるのですが本屋に行っても在庫が無く、今もまだ手元にありません。使い心地は良いのでしょうか?これら以外にも本や本にまつわる情報に焦点を当てている地図ってあるのでしょうか・・・

1-b:ネットに頼るパターン
◆検索に頼るパターン
探したい本がよくわかっている場合は、日本の古本屋(拙Blogのヘッダにリンクしています)等で検索して、ヒットした古書店へセッセと足を運びます・・・書いてみると、あまりにも自然な行動ですね・・・
◆他人の情報に頼るパターン
Blog等で自分が知らない古本屋やイベントの記事を読んだりした場合、実際に現地へ赴く、というのもよくあるパターンです・・・これも書いてみると至極自然な行動のような気がしてきた・・・

2:予め意識しないパターン
散歩などのついでに見かけたお店に入ったり、店頭均一品を漁ったりします。個人的には、このパターンで古本屋に行くことが殆どです。あるいは、目的意識を持って古本屋巡りをした後に、そのお店があまり足を向けない場所にあるならば、周辺で他の古本屋を探してみたりもします。